今年3回目のロシア渡航です。
戦時下のロシアではありますが、行く地域は戦闘地から約4,000㎞も離れたシベリア地域です。
シベリアの州都と言われるロシア第3の都市ノボシビルスクを訪問しました。
11月中旬の気温は日中でもマイナスになります。
服装は帽子、マフラー、手袋、ダウンか厚手のコート、スノー用ブーツがよいでしょう。
私の服装は、普段着使いのスキーウエア上着に裏ボアパンツ、中はあったかインナー、靴は保温バッチリの防寒ブーツです。
ロシアとお付合いして30年が過ぎたMANAです。
NPO法人札幌ノボシビルスク協会の理事長として、2024年5月にノボシビルスクで開催された「日本フェスティバル」に参加するため、4年ぶりにシベリアを訪問しました。
9月には「ノボシビルスク動物園ツアー」、11月には「ノボシビルスク劇場バレエ鑑賞ツアー」で訪問団と一緒に再訪しています。
民間交流事業としての国際交流を積極的に行っています。
プロフィールはコチラからどうぞ。
シベリア鉄道の概要
「シベリア鉄道」という言葉は有名です。
簡単に言うと、ロシアのシベリアを走っている列車です。
広大なロシアの首都モスクワと極東のウラジオストクを東西に結ぶ全長9,297kmにも及ぶ世界最長の鉄道です。
モスクワのヤロスラフスキー駅を出発し、ウラジオストク駅まで約7日間かけて走破します。
19世紀末にロシアが東アジアに進出するために建設されました。
シベリア鉄道建設の最大の障害物はイルクーツクの60㎞東にあるバイカル湖と言われています。
バイカル湖南岸は山岳地帯で大変な難工事となり、完成予定を大幅に遅らせました。
この区間が完成したのは日露戦争の最中の1904年9月です。
シベリア鉄道は現在でもロシア国民の移動手段のひとつであり、物資を運ぶ重要な役割を果たしています。
下記の記事で、バイカル湖の南側にあるスキー場からバイカル湖を見下ろす絶景をご覧いただけます。
この辺りはプーチン大統領とショイグ国防相がこっそりとプライベートを過ごす地域です。
シベリア鉄道の料金
シベリア鉄道の乗車料金ってどのくらいでしょうか?
乗車車両や区間によって異なります。
車両の違い
1等車両:2名1室のコンパートメント
2等車両:4名1室のコンパートメント(2段ベットが向い合せになっています)
Купе(クッペー)と呼ばれています。
3等車両:車両内に仕切り壁がない開放寝台。
Плацкарт(プラツカルト)と呼ばれています。
寝台の下の段と上の段によっても値段が違います。
日本人には3等車両はあまりおすすめしません、なぜなら盗難のリスクもあるし、周りの人の当たりハズレ(うるさかったりとか)もありそうだからです。
地元民とワイワイしたい方、コミュニケーションが楽しめる方には良いかもしれません。
シベリア鉄道のチケットはインターネットで購入できます。
車両も座席(上の段か下の段か)も指定できますし、クッペーの場合、女性専用のコンパートメントもあるので、女子ひとり旅にはおすすめです。
料金例)
ウラジオストク発モスクワ行
一番安いのは3等車両の上段で22,000円
2等車両の下段は45,000円、上段は33,000円
ノボシビルスク鉄道駅
シベリア鉄道が停車するノボシビルスク鉄道駅はミントグリーンのオシャレな駅舎です。
内装も大理石などの自然石がふんだんに使われています。
待合室もたくさんあり、いつも旅人達で賑わっている印象があります。
駅舎に入る際には荷物検査があります。
空港にある機械と同じですが、検査はゆるゆるです。
駅舎に入ったら自由にプラットホームまで行くことができます。
運良くシベリア鉄道(モスクワーウラジオストク)が停車していましたので感動。
お土産屋さんにはココでしか買えないグッズもたくさんあって貴重です。
記念にいいですよねー。
マイナス9度の中、動画撮影
動画撮影は2024年11月23日、12時15分から開始しました。
天気は曇りで気温はマイナス9度でした。
駅舎の正面入口から入り、下に降りてプラットホームに出て列車を見ながら先頭車両まで行こうかな~と思ったのですが、寒かったので断念。
列車が長すぎて先頭車両も最後尾も見えませんでした。
一旦駅舎に戻りちょっと身体を温めてから、また外に出て跨線橋から駅を撮影しました。
よかったらチャンネル登録をお願いいたします。
これからも日本ではなかなか報道されないシベリアの状況について動画を作成していきたいと思います。
あとがき
今年3回目のシベリア訪問でした。
毎回行く度にシベリアは変化しています、毎回何かが新しくなっています、毎回衝撃が走ります、毎回絆が深まります。
前回はこうだったから、今回もこうだろう、が当てはまらないことも多々あるロシアです。
いまだにロシアとウクライナの戦争が続いている中、広大なロシアの中のシベリアについて、できる限り自分の目で見た情報を発信していこうと思います。
日本では全くニュースにならない実情をお伝えできればと思っています。
2025年春にはまたロシアへ行きます。
国内、海外のホテル予約は下記のサイトから予約できます。
私もいつも利用しておりますのでおすすめです。
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