2024年11月に「バレエ鑑賞ツアー・ノボシビルスク劇場」を催行しました。
このツアーはNPO法人札幌ノボシビルスク協会とスパシーバプロジェクトの合同企画になります。
ロシアとお付合いして30年が過ぎたMANAです。
2024年は3回シベリアへ行き、日本フェスティバルを開催するなど民間交流を続けています。
今まで築いてきたシベリアとの信頼関係を大切に、これからも友好関係の増進に努めていこうと思っています。
ボルシチ、ペリメニ、モヒートが大好き女子です。
プロフィールはコチラからどうぞ。
国立オペラ・バレエ劇場
ノボシビルスク劇場はモスクワのボリショイ劇場よりも大きく、ロシア最大規模の劇場です。
外観はユニークな銀色のドーム型で、ノボシビルスクのシンボルとなっています。


劇場の歴史について
1930年に建設計画が作られた時は、芸術だけではなく会議やイベントが開催できる大型施設としての構想でした。
劇場、コンサートホール、博物館、図書館、展示施設、研究所などが含まれていました。
建物内部を可動式にして、プラネタリウムやサーカス、プールなどにも利用できる計画もありました。
1933年に建設工事が始まったのですが、旧ソ連の構成主義建築に対する批判もあり、また、資金不足や建設資材の不足で最初の壮大な計画が暗礁に乗り上げました。
さらに、戦争が始まり建設が計画通りに進まなくなりました。
戦争中、まだ未完成の劇場には、モスクワやサンクトペテルブルクから様々な美術品が運ばれました。
エルミタージュ美術館、トレチャコフ美術館、プーシキン美術館などの展示物がノボシビルスク劇場に運ばれ、戦火を免れました。
1944年2月に劇場の本館が完成しました。
1945年5月12日、ノボシビルスク・オペラバレエ劇場の舞台で最初の公演、ミハイル・グリンカのオペラ「イワン・スサーニン」が上演されました。
劇場のオープンを待ち望んでいた市民たち、入場できなかった人々も含めて、劇場広場に集まり、拡声器を通して劇場内の音声に耳を傾けていたそうです。
1998年にはロシアで最も素晴らしい劇場と称され、それ以降、ロシアの演劇界で最も評価の高い賞である「ゴールデンマスク」(最優秀賞)を何度も受賞しています。
2005年には、改修工事が行われ、メインホールや小ホールなど劇場全体がリニューアルされました。
現在もシーズン中はほぼ毎日のようにオペラやバレエが上演されています。
ノボシビルスクに行ったらぜひとも鑑賞してください。
バックヤードツアー
普段は見ることのできない、入ることのできない場所を見学するのですから、入口も正面からではなく劇団員と関係者しか入れない楽屋口から入ります。
ここからすでに心臓のドキドキが高鳴ります!




楽屋口を入りクロークにコートを預け、履物にビニールのシューズカバーをつけます。
建物の中が汚れないようにシューズカバーをつけて館内を歩きます。
ここからガイドの説明を聞きながらバックヤードツアーの始まりです。




舞台から観客席を見渡すという貴重な体験をしました。
ダンサーでなくては絶対にココに立つことができない場所です。
ステージの床は観客席に向かって緩やかな下り坂になっていて、このような造りのステージは日本にはないそうです。
バックヤードには本日の演目である「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」の大道具がたくさん置いてありました。
プロのレッスン見学
プロダンサーたちのレッスンを見学しました。
目の前にトップスターたちが勢ぞろいしている光景にクラクラして感動を通り越して夢心地でした。


ノボシビルスク劇場ツアー
劇場の公演がない時間帯に専門ガイドによる劇場ツアーがあります。
劇場の歴史や建築時のエピソード、ロビーの彫刻や展示物の説明など、とても興味深いお話ばかりで、オペラやバレエファンだけでなくても楽しめる劇場ツアーでした。












バレエ学校見学
ロシアではバレエを国の芸術、文化としてとらえており、国の財産というべき人材を育てる国立のバレエ学校があります。
その中のひとつがノボシビルスクバレエ学校です。
ノボシビルスクバレエ学校はノボシビルスクバレエ劇場のダンサーを養成する目的で1957年に設立されました。
日本人留学生も多く在籍しております。




お子様をバレエ留学させたいご両親が【バレエ鑑賞ツアー・ノボシビルスク劇場】に参加すると、事前にバレエ学校を見学することができます。
どんな施設で、どんな環境で、どんな教室で、どんなレッスンプログラムがあるのかなどを質問することもできます。
今年もロシアへ行きます
誰でもロシアに行くことができます。
日本からロシアへの直行便はストップしていますが、第三国経由でロシアへの渡航は可能です。
ロシア入国に必須のロシア入国ビザも発給されています。
2025年の交流事業の予定
去年に引き続き、2025年5月に「日本フェスティバル in シベリア」を開催します。
それに合わせて訪問団を募集し、現地のイベントに参加します。
現在、ロシア渡航はハードルが高くなっています。
ロシアの現状を自分の目で見たい、肌で感じたい、日本では報道されないシベリアの今を知りたい、という方で同行希望の方は事前にご連絡ください。
お問い合わせはNPO法人札幌ノボシビルスク協会の公式サイトの「お問い合わせ」からお願いします。
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さいごに
日本のバレエを学ぶ生徒数は30万人と言われています。
日本人が国際バレエコンクールで上位入賞したり、世界の名門バレエ団の最高位の座に就くなど日本人が大活躍しているニュースが多くなりました。
バレエといえばロシア!と言われています。
誰もが知っている「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」はチャイコフスキーの音楽によるもので、ロシアで生まれました。
クラッシックバレエの代表的な演目です。
ロシアバレエの特徴は、伝統を継承した格式高い踊りです。
ハイレベルなテクニックを持ったダンサーたちの踊りを目の前で鑑賞できるツアーはとっても貴重です!
ロシアのバレエ講師からプライベートレッスンを受けることもできます。
バレエ指導者資格向上のためのレッスンも可能です。
ご興味のあるバレエ関係者のみなさま、お気軽にお問い合わせください。


今年も引き続きロシアについて、ロシア人達とのお付合いについて書いていきます。
ノボシビルスクやシベリアについての情報をさらにバージョンアップしていきたいと思います。
YouTubeチャンネルの投稿も増やしていきますので、チャンネル登録をお願いいたします。
ロシアへ行った時にライブ配信ができればいいな~
動画を投稿することで多くの方からコメントや問い合わせをいただきました。
みなさん、いろいろ知りたいんですね!
では、またこれからもロシアのこと、シベリアの様子を投稿していきます。
海外のホテルを予約する時におすすめのサイトです。
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