【ロシアのホテル】マリンズパークホテル Marins Park Hotel に実際に泊まった体験記

シベリア

シベリアの中心都市ノボシビルスクにあるホテル「マリンズパークホテル」に実際に宿泊した体験記です。
2015年から毎年宿泊しており、記事内の画像は2019年10月に宿泊した際に撮ったものです。
ノボシビルスク鉄道駅の目の前にドーンと建っている歴史のあるホテルです。
ロケーション抜群!

*Marins Hotels はチェーンホテルでロシア国内に数軒あります。

この記事を書いている人

ロシアとお付合いして30年が過ぎたMANAです。
広大なロシアの中でもシベリアとロシア極東(サハリンを含む)をメインに活動しています。
年に5回以上ロシアを訪問しており、シベリア各地のホテルに宿泊して体験記を書いています。
プロフィールはコチラからどうぞ。

シベリア鉄道が停泊するノボシビルスク鉄道駅の目の前にそびえたつホテルです。
シベリアの中心都市であるノボシビルスクに出張に来るビジネスマンにとっては、列車を降りてすぐにチェックインできる便利なホテルです。
シベリア鉄道で旅行をしている観光客にとっても、途中下車してホテル泊をする時、大きなスーツケースを運ぶのにも楽な立地です。

ホテルの前がバスターミナルになっていて、ノボシビルスク動物園行きのバスもここから出発します。
8時40分発のバスに乗ると、開園9時にちょうど到着しますので大変便利です。
1秒でも多く推し動物に会いたい方はこちらのホテルに泊まりましょう。
実際、NPO法人札幌ノボシビルスク協会の2019年9月の「ノボシビルスク動物園ツアー」ではこちらのホテルを利用しました。

ホテル周辺にはレストランやカフェも多く、すぐ隣にはスーパーマーケットもあります。
地下鉄の入口も近く、移動するにも便利です。

フロントは英語が通じます。
サービスは担当者によりますが悪くはありません。
ロビーは広く、いつも待ち合わせやグループの集合などでにぎわっています。
入口には銀行のATMや両替機、日用品や食品の自動販売機があり、ビジネスマンが並んでキャッシングしている様子も見られました。
ロビーのはじの方に鯉がいたのが少しびっくりしました。

シベリア鉄道側のお部屋からの景色
反対側は住宅が立ち並ぶ街並み

お部屋の向きですが、オビ川とシベリア鉄道駅が見える側と市内の住宅が立ち並ぶ街並みが見える側があります。私達はいつもミントグリーンのおしゃれな鉄道駅が見える側を指定しています。
窓からシベリア鉄道の発着や、バス停に集う人々の流れを目で追ったり、西日で照らされるオビ川を眺めたりして異国に来た感覚を楽しんでいました。

机の上に日本語のメッセージカードが置いてあったのがうれしかったです。
お部屋はシングルでも広めで、バスタブもついています。
バスルームの洗面台は小さくて、水をためる黒いゴム栓はついていません。
写真は2019年に宿泊した時のもので、現在はリフォームされてきれいになっているようです。

朝食会場は2階にあります。
ビジネスマンの団体が宿泊している時は時間帯によってかなり混みあい、相席になる場合もあります。
大きなホテルの割には朝食会場が狭いと感じました。
朝食時にピアノの生演奏があり、おしゃべりをするよりもピアノを聴きながら優雅に食事をする雰囲気です。
サラダの種類が豊富でした。
ブリヌィ(ロシア風クレープ)を目の前で焼いてくれるので、出来立てが食べられます。

オシャレな雰囲気の店内
ロール寿司セット
柔らかいステーキ
お魚もありました
ストロベリーモヒート
3種類のソーセージとオニオンフライ(絶品です)

1階には「Ресторан Beerman&Grill」が入っていますので夕飯はココで食べるのがおすすめです。
とても人気のあるレストランで美味しい食事を提供してくれます。
メニューも豊富であれもこれも食べたくなり、選ぶのに時間がかかりますよ。
営業時間は12:00~00:00までで、金曜と土曜日は02:30までです。

ノンアルコールモヒート+ロール寿司8個+ソーセージ盛り合わせ=お腹がはちきれた。
合計金額 2,650円
ロール寿司は4個で十分だったし、ソーセージは多すぎたので失敗でした。
おひとりの予算は3,000円くらいで満足できます(アルコールをたくさん飲む人はプラスαですが)
おひとり様食事だと高上りになるので、グループでわいわい食べるのが良いですね。

このホテルを利用する一番のメリットは立地が良いことです。
シベリア鉄道駅の目の前であること、バスターミナルまで徒歩1分であること、地下鉄駅がすぐ隣にあることです。
宿泊料金は1泊朝食付き6,000円からになります。
(ホテル予約サイトによって料金の幅ばあります、またレートによっても変わります)

お部屋は可もなく不可もなく、普通です。
朝食は美味しいですが、会場が狭いので混んでいる時は時間をずらしましょう。
夕食もお手頃価格で食べることもできます。
曜日によってバイキング形式とセットメニューにわかれていますので好みに応じて利用しましょう。

ロシア滞在中はいろいろとイラッとすることが多いです。
日本で当たり前のことが通じなかったり、サービス概念が全くなくて不便を感じたりしますので、少しでもストレスがたまらないように、安心してくつろげるホテルを選びましょう。

待ち合わせのため、ひとりでロビーで立っていたところ、明らかに中国人であるとわかる女性が私をめがけて走り寄ってきて中国語で話し始めたのです。
「エッ?えっ?何????」と思ってポカーンとしていると、さすがに気が付いたのか
「Chinese?」と聞かれたので
「NO」と答えると
「(ロシア語で)失礼しました」と言って去っていったのです。
えっーーーーー、あたし、中国人に中国人だと思われたぁ~。

昔むかし、ロシアに住んでいた頃、日本人ってわからない服装をした方がいいよ、中国人っぽくした方がいいよ。
日本人だとお金があると思って襲われるから、中国人だとあまりそうゆう被害はないから。
と、ロシア人の友人知人に言われたのです。
日本人っぽくない格好をするのは思ったより難しかったのですがね。
最近のロシア渡航ではそんなことは全く考えていなかったのですが、中国人に見えたのかな?
ロシア歴が長いから自然と日本人に見られない風貌になったのかな?
と勝手にポジティブに考えていました。

そんなことを考えているとロシアの知人が迎えに現れた。
いま、このロビーでの30秒あまりの出来事を話すと
「マナさん、ほとんどの人はノボシビルスクに日本人がいると思わないです。アジア系の人をみたら100%が中国人だと思います。」と言うので
「そっか、じゃぁ、私の風貌が中国人になったわけではないのね?」と聞くと
「服装とか格好は関係ないです」と言って大笑いされました。

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