ウクライナ侵攻後のロシアへの経済制裁後も中古車は輸出されている

ロシア雑記

北海道とロシアの結びつきはとても強いです。
北海道のすぐ北にある「サハリン州」と北海道は経済協力発展プログラムを策定したり、多分野での交流も盛んでした。
しかし、ウクライナ侵攻後はぱったりと交流は途絶えました。
では、
ロシアに対する経済制裁で貿易も途絶えたのでしょうか?
輸出も輸入も何もないのでしょうか?
そんな疑問にお答えします。

この記事を書いている人

ロシアとお付合いして30年が過ぎたMANAです。
最初は北海道根室花咲港で海産物(カニ)の輸入でした。
現在は、札幌で貿易会社の顧問をしており、実際にロシアへ商品を輸出したり、メーカーに依頼されて輸入したりとロシアとの取引実績を積み重ねています。
輸出のメインの港は小樽港です。
毎日、ロシアと取引している私だからわかるロシア事情をお話します。
プロフィールはコチラからどうぞ。


ロシアがウクライナに軍事進攻をしてから、日本政府はロシア国に対して経済制裁を科しております。経済制裁って何をしているのか?
どんな制裁なのか具体的に理解している人は少ないでしょう。
ロシアへ商品を輸出してはダメ、というのではなく、
輸出してなダメな品目が追加されたのです。

小樽港へ行くと、埠頭にロシア船が停泊しています。
ロシア船にどんな商品がどのくらい積み込まれるかわかります。
一番多いのが中古車とハーフカット車です。

輸出の様子がわかる写真を載せます。

小樽港にロシア船が停泊していて、乗組員が船体を青ペンキで塗っていました。
他の乗組員は自転車で小樽の街へ出かけたり、甲板でひなたぼっこしていました。
小樽港の停泊日数は3~5日間、積み込みが終わったらロシアへ戻り、数日後にまた小樽港へ戻ってきます。

ロシアへの経済制裁で輸出入がなくなったの?

いいえ、なくなっていません。

どんなモノがロシアに輸出されているの?

主に中古車とハーフカット車です。

他には?

日本の食品もあります。

経済制裁と言ってもロシアとのつながりはあるんだね。

そうですね、貿易は続いています。

経済制裁後も日本とロシアとの貿易は続いています。
小樽港には常時ロシア船が停泊していますので、また次回荷揚げや積み込み作業がありましたら情報発信いたします。

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