2024年9月にシベリアの州都ノボシビルスクを訪問しました。
市内中心部にある図書館前の広場で「戦車展示イベント」が開催されていました。
あまり楽しいイベントだとは思わないのですが、土曜日ということもあり、さらに天気が良かったのでたくさんの人で大賑わいでした。
家族連れが多く、特に子供たちは興味津々に戦車を見ていました。
ロシアとお付合いして30年が過ぎたMANAです。
NPO法人札幌ノボシビルスク協会の理事長として、2024年5月にノボシビルスクで開催された「日本フェスティバル」に参加するため、4年ぶりにシベリアを訪問しました。
9月には「ノボシビルスク動物園ツアー」で訪問団と一緒に再度シベリアに行ってきました。
民間交流事業としての国際交流を積極的に行っています。
プロフィールはコチラからどうぞ。
戦車展示場の入口にはX線検査機
イベント広場は柵で囲まれていて、入口は1ケ所だけです。
入口には臨時のX線検査機が置かれていて、そこを通ります。
その後、警備員にカバンの中を見せます、が、ほとんど見ていません。
ゆるゆるの検査を通過して会場へ。
戦車展示イベントと同じ敷地で「見本市」も開催されていました。
アルタイ地方の紅茶や手作りアクセサリー、ロシア民芸品などが並んでいました。
カフェもあったので、Пыжка(プィシュカというふわふわのドーナツ)とТархун(タルフンという緑のジュース)で一休み。
※タルフーンはタラゴンというハーブでつくられた緑色のジュースです。
スビテンというロシアで冬に飲まれる温かい飲み物もありました。
はちみつ、水、スパイス、ジャムをまぜた飲み物です。
戦車大集合
戦車に詳しい方ならよくわかるのでしょう。
撮影してきた画像を載せます。
MitsubishiとNissanも戦争へ
人混みをかき分け前の方へ進んでいくと、周りからロシア語で「日本製だよ」「おっ、日本車かー」という声が聞こえてきて
「えっ?日本?何?何?」と思ってさらに前に行くと、日本車がありました。
戦争で使用された日本車が展示されていました。
日本車の前に解説が書いてありましたので、それを翻訳します。
Mitsubishi L-2000
1978年にMitsubishi Motorsが製造したピックアップオフロード車
キャビン仕様:2ドア2人乗り、2ドア4人乗り、4ドア5人乗り
このオフロード車は、大口径の機関銃や対戦車ミサイルシステムを装備し、戦闘状況下で貨物や人員の輸送に使用される。
CBO(ウクライナの特別軍事作戦)では、敵はL-2000を即席の多連装ロケットランチャーとして使用し、80㎜航空機用無誘導ロケット弾をレールにとりつけた。
この機動性の高い車両は、素早く射撃位置につき一斉射撃を行い、反撃を受けることなく素早く後退して援護することができる。
Nissan Navara
ピックアップトラックは1997年に初めて生産ラインから出荷され、日産のハードボディトラックピックアップシリーズにとって代わった。
最初の世代はNissan Frontier NP300という名称だった。
オフロード車は貨物や人員の輸送に使用され、最大600㎏まで積載量とトレーラーの牽引が可能である。
戦争時には大口径の機関銃や対戦車ミサイルシステムを装備する。
NAVARAのピックアップトラックはオデッサ州の第160対空ミサイル旅団、ハリコフ州の第320連隊及び攻撃ドローンを運用する部隊の防空システムを強化するために使用されている。
市民も参加する戦争
戦場に行く兵士だけが戦争を戦っているわけではありません。
それを支える一般市民もいます。
そのひとつが「くもちゃん」です。
戦場で身を隠すもの、カモフラージュするための「くもちゃん」を展示していて、その作り方を教えるワークショップもあり、おばちゃん達が子供に教えているテントもありました。
ロシアのために戦っている戦士たちを守るための「くもちゃん」を作っているのよ、と話すおばちゃん達でした。
あとがき
戦争に関しての記事ですが、決して戦争を正当化しているわけではございません。
いまだにロシアとウクライナの戦争が続いている中、広大なロシアの中のシベリアについて、できる限り自分の目で見た情報を発信していこうと思います。
日本では全くニュースにならない実情をお伝えできればと思っています。
近いうちにまたシベリアへ行きます。
今回の動画はコチラです。
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これからも日本ではなかなか報道されないシベリアの状況について動画を作成していきたいと思います。
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