ロシア サハリン観光 樺太時代が残る郷土博物館は絶対におすすめです

サハリン(旧樺太)

サハリンツアーでは必ず訪問するサハリン州郷土博物館は、1937年に日本が統治していた時に設立した樺太庁博物館の建物です。
正面玄関には護国神社から運んだ狛犬もあるんですよ。

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ロシアとお付合いして30年が過ぎたMANAです。
サハリンへは毎年3~5回訪問しており、地図がなくても歩けます。
サハリンの観光名所はもちろん、穴場スポットもご紹介いたしますので参考になれば幸いです。
プロフィールはコチラからどうぞ。

ユジノサハリンスク中心部にドーンと佇む

ユジノサハリンスク駅からまっすぐ伸びる大通を歩きましょう。
レーニン広場から徒歩で15分くらいです。

開館時間 10時~18時 (月曜日休館)
入館料 大人250ルーブル(約400円)
写真撮影をする方は追加料金がかかります。
入口を入って左側にチケット売り場兼売店があります。
樺太時代の貴重な写真集など興味深い資料が格安で販売されていますので、樺太にゆかりのある方が見ると大変懐かしく感じること間違いないです。

私が購入した樺太時代の写真集を見た方(60代)が「この男の人、私の父です!」と驚かれていました。
そこには、サハリンの旧王子製紙で働いていた姿が写っていたのです。

サハリン州郷土博物館(旧樺太庁博物館)
鉱物・民俗・考古学に関する資料が展示されています。

北緯50度の国境石です。
片方には大日本帝国
片方にはソビエト連邦と掘られています。

現在の日本は四方が海に囲まれており、陸の国境はありませんが、樺太が日本領だったころは、陸の国境があったのです。

イオマンテ
ヒグマなどの動物を殺してその魂であるカムイを神々の世界 に送り帰す祭りのことでです。

展示物が大変充実しており、アイヌ民族はもちろん、ニブヒやウィルタなどの北方民族の生活の様子がわかる用品や服飾などが展示されています。

動植物の生態系の展示は、北海道にはいない動物などが興味深いです。

2階には1905年~1945年の間、日本統治時代の展示室があります。
当時の日本人の暮らしぶりがわかる展示品がたくさんあります。
大きな振り子付きの掛け時計、臼、急須、徳利を見ると、本当にココは日本だったんだと改めて実感しました。

【あとがき】
街の中心部にあるので訪問しやすく、期待を裏切らない充実した展示物のある郷土博物館です。
日本統治時代の「樺太」を感じられる場所であり、サハリンを身近に感じます。

日本語ガイドが必要な場合はお気軽にお問い合わせください。

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