【ロシア旅行】2025年ビザなし中国経由でシベリアへ飛ぶ、中国南方航空&S7航空

シベリア

2025年5月にロシアへ渡航しました。
目的地はシベリアの中心都市ノボシビルスクです。
日本からロシアへ直行便がない現在、中国経由が一番利用しやすくなっています。
今回のルートは「羽田空港ー北京大興国際空港ーノボシビルスク空港」になります。
ノボシビルスク到着までの様子をお伝えします。

この記事を書いている人

ロシアとお付合いして30年が過ぎたMANAです。
2024年は3回シベリアへ行き、毎年日本フェスティバルを開催するなど民間交流を続けています。
今まで築いてきたシベリアとの信頼関係を大切に、これからも友好関係の増進に努めていこうと思っています。
ボルシチ、ペリメニ、モヒートが大好き女子です。
プロフィールはコチラからどうぞ。

羽田空港第3ターミナル

羽田空港から中国までは中国南方航空を利用します。
羽田空港第3ターミナルの搭乗手続きカウンターは一番端のNカウンターになります。
北京行きと広州行きの2便がほぼ同じ時刻にチェックイン開始になり、長い列ができますので余裕をもって並んだ方が良いです。

出発ロビーのNカウンター前
搭乗口148

チェックインではトラブル多し

カウンターで最終目的地を聞かれます。
「ノボシビルスク」と言うと、カウンターの担当者がちょっと焦ることもあります。
「えっ?ノボシビルスクってどこ?」と心の声が聞こえます。
そして慌ててどこかに連絡したりサポート係らしき人にヘルプを求めます。
北京経由ノボシビルスク行きの手続きには北京発ノボシビルスク行きのチケットも提示して、預け入れ荷物にはピンクのタグがつけられます。
チケットの裏に貼ってもらう荷物引き換え書(シールタイプ)には最終目的地ノボシビルスクのスリーレターコード「OVB」が記載されます。
これは絶対に確認しなければなりません。
預け入れ荷物(スーツケース)がロストバゲージにならないように自分でもしっかり確認しましょうね。

搭乗口まではけっこう歩きます

出国審査が終わりましたら搭乗口を確認し、搭乗開始まで食事をしたりお土産を買ったりします。
中国南方航空の搭乗口はだいたいが端っこになります。
今回は搭乗口148でしたので、つきあたりのエスカレーターを降りた場所になります。

中国南方航空を利用するメリットは、個人的には、預け入れ荷物が2個無料ということです。
ロシアへ持っていく荷物がかなり多いのでいつもスーツケース2個になりますが、追加料金がかからないのがなんともありがたいです。

機内食も普通、サービスも普通、特に期待しなければ普通に利用できる航空会社だと思います。
チケットが安いから、まーこんなもんだろうと思って乗りましょう。

ブランケットも配られます
搭乗してすぐに配られるナッツ
機内食
デザートのハーゲンダッツ

機内食はチキンかポークでした。
デザートはミニケーキの時もありましたが、今回はハーゲンダッツでした~。
おいしゅうございました!

座席指定が無料

航空券を購入する際に座席指定が可能です。
41番より前の席は有料ですが、それ以降は無料で指定できますので窓側や通路側を希望する方は事前に指定しましょう。
座席は2列ー4列ー2列になります。

北京大興国際空港

北京には国際空港が2つあります。
1つは北京首都空港、もう一つが北京大興国際空港です。
北京大興国際空港は建築家ザハ・ハディッド設計によるヒトデ型の空港ターミナルビルで、2019年にオープンした新しい空港です。

中国語ではあるが漢字表記があるとなんとな~く何を書いてあるのかわかります。
夜遅く、または早朝にターミナルビルに行くと椅子で仮眠している人がたくさんいます。
数時間のトランジットの場合はホテルに宿泊しないで空港内で過ごす人も多いそうです。

中国へノービザ入国

現時点(2025年5月)では、日本のパスポートではノービザで中国に入国できます。
飛行機を降りたら「出口」と書いてある方向へ歩きます。
全員同じ方向へ進みますので間違えることはないです。
かなり歩きますので疲れないように歩く歩道を利用して進みました。

途中に外国人向けの指紋登録コーナーがありますが、スルーしましょう。
入国審査の時に指紋登録をしますのでここでは必要ないですし、機械が正常に動いていません。

入国審査場に到着したら、入国カードを記載します。
入国カードは機内では配布されませんので、カードの置いてあるカウンターで書きます。
事前に入国カードの記載例を参考に自分用に用意しておくとスムーズに書けます。

入国カードを書き終わったら入国審査に並びます。
入国審査の窓口は中国人用と外国人用に分かれていますが、空港スタッフが案内してくれますのでその列にならびます。
外国人の人数が多く列が長い場合は中国人専用レーンに回されることもありました。

順番が来ましたら1人づつ進み、入国審査官にパスポートと入国カードを提出します。
最終目的地がロシアであり、中国はトランジット滞在であることを示すためにロシア行きのチケットも提示します。
指紋認証をしますが、この時は日本語でアナウンスが流れますのでそれに従い、指を機械の上にのせます。
入国審査官に質問をされることもあります。
「トランジットですか?」「はい」
「ロシアへ行くのは明日ですか?」「はい」
「ロシアのどこに行きますか?」「ノボシビルスクです」
「泊まるホテルはどこですか?」「〇〇ホテルです」
あまり難しい質問は今までありませんでした。

入国審査を通過して進むと手荷物受取所になります。
日本で預け入れた荷物はロシアのノボシビルスク空港まで運ばれるためここでは出てきません。

出口へ向かいます。
出口手前でスタッフが立っていて、手荷物検査に回される人とスルーしてそのまま出口に行ける人に分かれます。
どのように分けられるか謎です。
手荷物検査はX線機械に荷物を通すだけですが、たまに中身の確認もされます。

中国入国、ターミナルホテル宿泊

空港ターミナル直結のホテル「AEROTEL BEIJING」に向かいます。
到着ロビーから1つ上の階に行き、東の方へ進みます(案内板があります)
ターミナル直結ではありますが、ターミナルが広いのでホテルまで5分ほど歩きます。
外に出る必要がないので楽ではありますね。

トランジットホテル

早朝4時までの短い滞在になります。
明日の移動に備えて身体を休めます。
元気のある方はターミナルビルまで戻ってレストランに行ったり、コンビニで買い物をしても良いでしょう。
お部屋の様子はコチラのブログ記事をご覧ください。
↓ ↓ ↓

シングルルーム

S7航空でシベリアへ

次の日、朝3時半にフロント前に集合して空港ターミナルへ向かいます。
4階の国際線出発ロビーのCカウンターでS7航空のチェックインをします。

トラブル発生!激おこ!

北京大興国際空港のS7航空カウンターでトラブル発生!

S7航空のチケット購入時に座席指定をしました。
座席指定は有料オプションなので支払いも済んで希望の座席を購入したのですが・・・
チェックインカウンターでチケットを渡された時に座席を確認すると、、、
購入した座席とは全く違う座席になっていたので
「違うぜぇ~、座席は事前に購入したのですよ~、ほら、これが証拠です」
と言って、座席指定したS7航空の支払い証明書を提示しました。
するとカウンターのお兄ちゃんが
「それは無効です。システムが変わりました」との一点張りなので、
「支払いしたのだ!その席をよこせ!」と激おこで怒鳴った。
「その席はもうない、違う席になります」と。
「システムのことなんで知らんよ、買った席をよこせぇ~!」と拙い英語で戦っていると、上司らしき人がやってきた。
ロシア語ができる女性だったので、ロシア語で説明すると
「今、ココではどうしようもないのですよ、S7航空にクレームを入れて返金してもらって下さい」とのこと。
これ以上戦っても希望の席は別の人に渡ってしまったのでどうしようもないので諦めた。

ノボシビルスクへ到着した翌日にS7航空にクレームのメールをするとすぐに返事がきて、3日後に座席指定代金が返金された。
思っていたより早い対応にちょっとびっくりしています。

朝日を眺める

朝5時に搭乗口の窓から朝日を眺める。
前回11月に来た時はまだ日の出前で薄暗かったのですが、5月はもう4時には明るかったです。

ほぼ同じ時間帯にノボシビルスク行きとイルクーツク行きがあり、搭乗口近くにはロシア人がたくさんいる状況です。
24時間営業や早朝からオープンしているお店で早めの朝食を食べたりできます。
味千ラーメン、チャイナレストラン、マクドナルト、スターバックスなどが開店しています。

ノボシビルスク行 S7 5724
搭乗口付近
マクドナルド

狭い機内とサンドイッチ

S7航空の機内は狭いです。
身体の大きなロシアの方達はかなり窮屈で、通路に足が飛び出ています。
ビジネスクラスも8席しかなく、料金が高いわりに快適さは低いです。

飛び立って1時間後にサンドイッチと飲み物が提供されます。
サンドイッチはチキンかチーズの2択です。
サンドイッチのパンはパッサパッサですが、もう慣れちゃいました(笑)
パンの耳の部分は残して真ん中だけ食べましたよ。

ノボシビルスク到着

北京から飛行時間4時間半でロシアのノボシビルスクへ到着です。

飛行機を降りてターミナルへ入り、入国審査に並びます。
入国審査の窓口は6ヶ所ありますが、当たりハズレがあります。
列がスムーズに捌ける窓口もあれば、いっこうに進まない所もあるのでこれは運次第かもしれません。
ロシア入国に関して、ノボシビルスクからの入国で別室送りは一度もありません。
ビザの種類にもよるかもしれませんが、私達の訪問団はスムーズに通過できます。
(ロシア入国の際のトラブルを投稿しているYouTuberがいて、日本人は必ず別室送りというデマを流していたので、それは違うなぁ~と思いました)

入国審査が終わり、ターンテーブルから日本で預け入れした荷物をピックアップします。
ロストバゲージもなく、全員無事に受取りました。

荷物検査を通過するとすぐに出口です。
現地スタッフが笑顔で出迎えてくれます。

ターンテーブル

チャーターバスでホテルへ

国際線のターミナルは改装前ですが、国内線ターミナルは立派になっています。
国内線ターミナルへ移動し、外へ出ます。
シベリアの空気がとっても気持ちが良いです。

ノボシビルスク空港の動画はコチラです。↓ ↓ ↓


チャーターバスは荷物を入れるトレーラーを連結したバスです。
市内中心部まで40分~1時間です。

あとがき

去年から同じルートでロシア渡航をしていますが、今回一番変わったことは中国入国がノービザとなり、トランジットビザが不要になったことです。
中国入国までの時間が1時間短縮された感じがします。
日本からロシアへの直行便はありませんが、中国経由を利用すればロシア各地に入国できます。
現在、ロシアから日本へのインバウンドが過去最高を記録しており、多くのロシア人観光客が中国経由ルートを利用して来日しています。
料金も安く、慣れてしまえば経由便でも問題ないです。

現在はロシア渡航はハードルが高くなっていますが、ツアーを利用すると便利です。
ロシア入国ビザ取得や航空券購入、ホテル予約もすべて旅行会社が手配します。

国際交流事業にご興味のある方で、シベリアで開催される「日本フェスティバル」に参加希望の方はお気軽にお問い合わせください。

次回のロシア渡航は2025年9月になります。

ロシアの現状を自分の目で見たい、肌で感じたい、日本では報道されないシベリアの今を知りたい、という方で同行希望の方は事前にご連絡ください。

詳細については、NPO法人札幌ノボシビルスク協会の公式サイトでお知らせします。
↓ ↓ ↓

今回のロシア訪問について日本の新聞社の取材を受けました。
以下が記事になります。

羽田空港または成田空港から海外渡航する時は必ず空港近くのホテルに前泊します。
今回は羽田空港発が15時55分発なので、午前中の便で新千歳空港から羽田空港に飛べば間に合いますが、、、なんらかのトラブルで遅延または欠航になった場合、間に合わないリスクがあります。
リスクを避けるために、前日に東京に行き空港近くのホテルに泊まることにしています。
体力的にも精神的にもとっても安心できます。

今回宿泊したホテルは
「京急EXイン羽田イノベーションシティ」です。
2024年に初めて宿泊した時のnote記事でご覧ください。↓↓↓

ホテルを予約する時におすすめのサイトです。
↓ ↓ ↓

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