【ロシア訪問記】2024年ロシアへ行ってきた。中国南方航空で北京大興国際空港へ、そしてS7航空でシベリアへ

シベリア

戦争中で外務省が「レベル3」の渡航中止勧告を出しているロシアへ行ってきました。
行先はロシアのノボシビルスクです。
ロシア第3の都市でシベリアの中心に位置する人口160万人の大きな町です。
現在、日本とロシアの直行便がないため、中国の北京経由でノボシビルスクへ行きました。

この記事を書いている人

ロシアとお付合いして30年が過ぎたMANAです。
広大なロシアの中でもシベリアとロシア極東をメインに活動しています。
2016年からNPO法人札幌ノボシビルスク協会の理事長をつとめ、シベリア地域との交流事業に積極的に取り組んでいます。
2024年5月に開催される「日本フェスティバル」に参加するため、ノボシビルスクを訪問しました。
プロフィールはコチラからどうぞ。

ロシアのノボシビルスクへのルートはいくつかありますが、最短距離と一番安い航空券を選んだ結果が北京経由となりました。

中国南方航空で中国北京へ

羽田空港第3ターミナルから北京大興国際空港へ飛びます。
15:45 羽田空港発 CZ648
18:45 北京大興国際空港着 
飛行時間は約4時間、日本と北京との時差は1時間です。

羽田空港第3ターミナルより出発

12:30に羽田空港第3ターミナルに到着すると、中国南方航空のチェックインカウンターNにはすでに行列ができていました。
搭乗者が多いことのほかに、同時間帯に北京大興空港行と広州行の二つのチェックインが一緒になっているからだと思われます。
12:40 チェックイン開始
13:00には列がはみ出ていました。

12:30頃のNカウンター
13:00頃のNカウンター

並ぶこと約1時間、やっと搭乗手続きのカウンターへ。
搭乗手続きのスタッフは、最終目的地のロシア・ノボシビルスク行のチケットとロシア入国査証も確認していました。
そして、乗り継ぎのタグ(ピンク色のタグ)に名前と便名とパスポートナンバーを書くように指示され、書く。
「タグはノボシビルスクまで1本で出しますが、北京で荷物をピックアップして改めてS7航空にチェックインしてください」とのこと。
もちろん、北京で荷物をピックアップするつもりでいたので、そのように対応してもらうのは問題はないのですが・・・・
これが後にトラブルとなる。

14:15 保安検査場を通過、出国。
出国審査の際、日本人は自動化ゲートを通ると時間のロスがありませんが、その場合、パスポートの出国スタンプは省略されます。
私はパスポートにスタンプを押してほしいタイプなので、自動化ゲートの近くにある有人カウンターでスタンプを押してもらいます。

ゲートエリア内のショップでロシアのみなさんへのお土産として、北海道銘菓「白い恋人」を購入しました。
持参した水筒に水を補給したり、初めての第3ターミナルを散策していると、搭乗時間が近づいてきました。

15:05 中国南方航空CZ648 搭乗開始です。
離陸まで40分くらい機内で待ちましたが、無事に飛びました。
はじめての中国南方航空にちょっとドキドキ。

機内の様子

機内の座席は2-4-2です。
左窓側2席ー通路ー中央4席ー通路ー右窓側2席
チケット購入時に座席指定が可能です(無料)
有料の座席もありますが、有料座席は前方席と中央部分の窓側2席なので、窓側希望の方は後方座席を、通路側希望の方は中央席の通路側を無料で指定できます。
私は通路側希望なので、機体後方席(51G)を指定しました。
この便はほぼ毎日満席だそうです。

ブランケットの貸し出しは無料でCAさんが配ってくれます。
欲しい人が手をあげてもらいます。

機内エンターテイメントは映画、音楽、ゲームです。
利用しなかったので詳しくはわかりません。

離陸して少し経つと、紙おしぼりとピーナッツが配られました。
1時間後にはお楽しみの機内食のお時間です。
CAは中国語で話しかけてきますが、私に通じていないことがわかると英語に切り替えます。
ポークかチキンの選択でしたので、私はチキンにしました。

機内食、普通に美味しかったです。
見た目よりボリュームがあって、私は満腹になりました。
食後にはホットコーヒーをいただきました。

18:50 北京大興国際空港到着です。
(日本時間19:50)

ノービザで中国に入国する

現在(2024年5月)中国政府は54ケ国の国民に対し、144時間トランジットビザ免除政策を実施しています。

ビザなし入国のための条件は3つです。
①72時間もしくは144時間トランジットビザ発給対象国の国民であること。
②有効期限3ケ月以上のパスポートを保有しており、中国を経由して第三国へ入境すること。
③72時間もしくは144時間以内の搭乗日と座席が確定された第三国への乗り継ぎ航空券を所持していること。

私達は上記の3つの条件にすべて当てはまっています。
①日本は対象国です。
②中国を経由してロシアへ入境します。
ロシアの入国ビザを取得する時点で、パスポートの有効期限は6ケ月必要です。
④12時間後にロシア行のS7航空のチケットを所持しています。

臨時入境許可申請 

先に書きます。
コレ、すんごーく時間がかかります。
到着便が重なり、ノービザ入国を目論む外国人が殺到すると待たされます。

飛行機を降りてから、どこに向かえば良いか順番に書きます。

飛行機を降りて、人々が向かう方へ一緒に進みましょう。
小さなカートがあるので、使ってもOKです。
歩く歩道の壁側には中国の観光名所の写真がたくさんあります。

「トランスファー」ではなく「出口」の方へ向かいます。
検疫カウンターを通り(ここはスルーです)さらに進みます。

青い看板に「臨時入境許可申請」(中国語で書いてあります)と書いてあるコーナーがあります。
Temporary Entry Permit Application です。

ココで申請書に記入します。
申請書は記入台の下に置いてある場合と、スタッフの人に声をかけて直接手渡しでもらう場合があるようです。

上と真ん中に青い線が入っている申請書に書いてください。
横長の申請書ではありませんのでご注意を!
書き終わりましたら、番号札を取り順番を待ちます。
順番待ちが長かった(汗)
約1時間くらい待ちました。

番号が掲示板に表示されたら、カウンターに行き必要書類を提出します。
①パスポート
②中国現地までの搭乗券
③臨時入境許可申請書
④第三国行のチケット
⑤中国滞在中のホテル予約確認書

問題がなければ何も質問されることなく、申請書の下半分を返却され、パスポートに臨時入国許可シールを貼ってくれます。

無事にここを通過したら、今度は入国審査の列に並びます。
ここも長蛇の列です。
審査官にパスポートを提出して、ジッ―と待ちます。
そのあと、指紋を取るように指示があります。
日本語の音声が流れ、見本と同じように器械の上に手を置くように指示されます。
左手、右手、両手の親指、、、だった気がします。

無事に中国入国スタンプをGETするとやっと進めます。

日本で預けた荷物をピックアップするため、荷物のターンテーブルへ。
到着からすでに2時間以上経過しているため、ターンテーブルは動いてなくて、引き取り手が来なくて取り残されたスーツケースなどが、端っこに集められていました。
必死で探しますが、、、、ナイ。

日本でピンクのタグをつけられた時、イヤな予感がしたんですよ。
だから何度も「北京で荷物をピックアップしますから」と念を押したのに、、、なんでだよ。

ターンテーブル近くにいた空港スタッフに荷物の引換証を見せると
「これは、ノボシビルスクまで運ばれます、ココにはないです」とのこと。

あーーーー、やられたよ。
本来であれば、日本から直接ノボシビルスクまで荷物が運ばれるのは楽ちんなことですが、その分リスクもあると思ったのです。
中国のトランジットで荷物が行方不明になるリスクは高いと思っていたからです。
その理由はひとつ、中国南方航空とロシアのS7航空は業務提携されていないからです。

本当に明日、荷物はノボシビルスクで受け取れるのか?
心配をかかえたまま、中国に入国してホテルへ向かいました。

北京大興国際空港ターミナル内のホテル

北京滞在時間は10時間ほどで、ホテル滞在も6時間、睡眠時間も4時間くらいですが、疲れがたまらないように身体を休めます。

AEROTEL BEIJING

北京大興国際空港ターミナル内にあるホテルです。
ターミナルの外に出ることなくたどりつけました。

ホテルまでの行き方
ターミナル1階に到着しますので、まずは近くのエレベーターで2階へ上がります。
2階に上がったら東方面へひらすら歩きます。
よくわからなかったら、各階にインフォメーションがありますので聞いてみましょう。
ホテルの予約確認証を見せると「あちらにまっすぐ行ってください」と指示されるのでその方向へ向かいましょう。

赤い看板のレストランを過ぎると、上の案内板に「AEROTEL」の文字が登場します。
そのままさらにまっすぐ行くと、ホテルのフロントに到着します。

21:20 ホテル到着。
フロントでパスポートを提示し、予約と支払いを確認してもらい、カードキーを受け取りお部屋へ。

ルームツアー

窓なしのシングルルームです。
シャワーを浴びて寝るだけなので文句なし。
宿泊料金は1泊8,500円でした。

トイレとシャワールームがつながっていて、水がトイレまで流れていっちゃうのでは?と心配しながらシャワーを使っていたのですが、床が斜めになっているようで水はけが良かったです。
朝には床はカラっと乾いていました。

北京大興国際空港で泊まったホテル
AEROTEL BEIJING
Daxing International Airport Northeast Guide, Daxing District

ホテルはコチラのサイトから予約しました。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

いざ、ロシアへ飛ぶぞ!

06:05 北京大興国際空港発 S75724
09:50 ノボシビルスク・トルマチェボ空港到着
飛行時間は約4時間50分、北京とノボシビルスクの時差は1時間。

早朝、S7航空のチェックイン

早朝3:30の北京大興国際空港は人が少ないので、空港の大きさをより実感できました。
S7航空のチェックインカウンターは4階の「C」で、すでに列ができていました。
30分ほどでチェックインを終え、早めに保安検査場を通過。
荷物検査はすこぶる厳重。
特にパソコン、携帯、バッテリーを入れたままのカバンはひっかかります。
バッテリーの容量は厳しく調べられます。

4:00 「味千ラーメン」を食べました。
普通に美味しかったですよ、お値段は43元(約900円)

搭乗口近くで待機します。
近くにはファミリーマートもありました。

赤い大きなハートは、世界の言語で「愛」と書いてある文字が大集合しています。

05:15 S7の機内へ、搭乗開始。
久々のS7航空にちょっとドキドキでした。
あー、懐かしの黄緑、通称「空飛ぶキュウリ」(笑)

機内の様子

座席は3列ー通路ー3列
エンターテインメントは一切なし。
S7航空は預入荷物がないとチケットが格安になります。そのため、ほとんどの人が手荷物として機内に持ち込むので、上の荷物入れはぎっしりと小型スーツケースと大きなリュックが詰め込まれます。

足元も狭く、身体の大きいロシア人には窮屈です。
通路に足がはみ出ていました。

7:00 S7名物?パッサパサのサンドイッチとコーヒーが提供されました。
サンドイッチのパンを食べると、口の中の水分がぜーんぶもっていかれます。
飲み物なしでは食べられないくらいパサパサのパンです。

S7の機内誌を見ると、日本との直行便路線が消滅していて悲しい気持ちになりました。
以前は、ノボシビルスクー成田空港便が存在していたのですがね。
私は通路側に座っていたのですが、到着まじかに窓側のロシア人の男性に
「すいません、外の景色を撮ってください」と自分の携帯電話を渡して撮影してもらいました。
なんと、ステキな上空写真でしょう!
拡大すると、ロシア最大のバレエオペラ劇場も、パベーダ劇場も、今回宿泊するホテルも見えました。

シベリアのノボシビルスクへ到着

9:50(ノボシビルスク時間)トルマチェボ空港到着

飛行機からタラップで降り、少し歩いてターミナルへ入る。
久々のシベリアの空気は美味しい!
風が気持ちいい!
心も身体も大喜びです。

いつものことですが、入国審査は行列です。
窓口が6つありますが、なかなか進みませんん。
特に問題なく、質問もされず通過しました。

荷物はあるのか?

はたして、日本で預けた荷物は無事にノボシビルスクに届いているのか?
ドキドキしながら、ターンテーブルへ向かうと。。。
ありました!
私達のスーツケースがちゃんと届いていましたよぉーーー!!!
ひと安心です。

国内線ターミナルが大変立派になっていました!
おしゃれですねーーー。
やっと到着、ノボシビルスク。

あとがき

コロナ禍で海外渡航が厳しくなり、さらにロシアによるウクライナ侵攻の影響で簡単にロシアへ行くことができなくなりました。
日本政府がロシアに対して経済制裁を課しているため、ロシア渡航についても制限がかけられていました。
しかし、2024年2月の在ロシア日本大使の「日ロの文化・人的交流事業を今年から再開する」との発言で、私達の活動に弾みがつきました。
今回のノボシビルスク渡航の目的は、ノボシビルスクで開催される「日本フェスティバル」に参加することです。
日本文化のテーマは「書道と着物」です
私はスーツケースに着物を詰め込み、現地では3日間着物姿でセミナーやワークショップをやり、日本フェスティバルの開会式で舞台挨拶もしました。
ノボシビルスクの市民のみなさんだけではなく、シベリア各地から集まっていただき、私達を待っていてくれたことに感激しました。
お互いを理解するためには草の根交流が絶対に必要なんです。
私達は隣人です、友達です。
今まで築いてきた絆を今後もずっと大切につなげていかなくてはならないのです。
日本フェスティバルの様子は別記事で報告いたします。

タイトルとURLをコピーしました