サハリンの大型ショッピングセンター「シティーモール」行く前に見どころチェック

サハリン(旧樺太)

2009年に開業したCity Mall (シティ・モール)はロシアのサハリン州の州都ユジノサハリンスク市にある大型ショッピングセンターです。
ロシア語表記は「СИТИ МОЛЛ」
何でも揃っていて、子供から大人まで楽しめる施設です。

この記事を書いている人

ロシアとお付合いして30年が過ぎたMANAです。
サハリンへは毎年3~5回訪問しており、地図がなくても歩けます。
サハリンの観光名所はもちろん、穴場スポットもご紹介いたしますので参考になれば幸いです。
プロフィールはコチラからどうぞ。

サハリンはどこ?

サハリンは北海道の北にある南北に長い島です。
日本統治時代は「樺太」と呼ばれていて、各都市にも日本名がありました。
サハリン州の州都はユジノサハリンスクで日本名は「豊原」です。

この地図は日本で作成された地図なので、北方領土(択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島)は日本と同じ赤い色で塗られていますが、ロシアで作成された地図はロシアの色で塗られています。
国境線も日本版とロシア版では違ってしまいます。

もうひとつ疑問に感じる箇所があると思います。
サハリンの色が上の部分はロシアの緑色ですが、下の部分は真っ白です。
真っ白の意味することは「この土地はどこの国のものなのか帰属が決まっていない」ということです。

ざっくりと簡単に説明します。
1952年サンフランシスコ講和条約において日本はサハリン南部の領有権を放棄しました。
しかし、当時のソビエト連邦はこの条約に調印していないので、帰属未確定地となっています。
調印していないのですが、実際にはソビエト連邦政権下に引き継がれて現在に至っております。

アクセス

サハリン州ユジノサハリンスクへは北海道の新千歳空港から週5日、直行便が飛んでいました。
飛行時間がたった1時間というとても近い国でした。

*2023年10月現在は日本からロシアへの直行便はすべて運航されておりません。
サハリンへ行くためには日本から第三国を経由して行くことになります。

ユジノサハリンスク市内からCity Mall (シティ・モール)までは約7,7㎞あります。
徒歩で行くのは厳しすぎますのでパス。

City Mall (シティ・モール)へのアクセス
① バス
② タクシー

① バス  
公共交通機関のバスを利用する方法 
一番わかりやすいのは、ユジノサハリンスク駅前のバス停からバスに乗る方法です。
バスの番号は「63番」と「81番」で約20分おきに便があります。
乗車料金 30ルーブル(約45円)
乗車時間 約20分

② タクシー
ホテルのフロントに頼んでタクシーを呼んでもらうのが一番良いです。
タクシー料金は300~400ルーブル(約450~600円)
乗車時間 約15~20分

スーツケースなど荷物がある場合はタクシー一択です。

どんなお店があるの?

魚介類もいろいろあります
買い物かごは引っ張るタイプもあります
3階のフードコート
フードコートのカフェやレストラン

1階にはスーパーマーケットが入っていて、お肉や魚、野菜に果物などのすべての食品やドリンクも揃っています。

フードコートのお店も種類が多いです。
アジア料理、韓国料理、ジョージア料理、ウズベキスタン料理、ラーメン、ハンバーガー、パスタ、ピザ、ドーナツ、アイスクリーム、カフェなどがあります。

コンサートホール、映画館、ボーリング場、ゲームセンターもあるし、大きなスポーツクラブもあります。
以前、某視察団を連れて行った時に、スポーツクラブも視察しました。
クラブ内で使用している器具(ランニングマシン、エアロバイク、チェストプレスとか)が最新型の立派なモノでした。

おすすめショップ

何か買う目的があればそのお店に直行しますが、とりあえず立ち寄る程度であれば、ウインドウショッピングですね。
洋服や靴は、さらっーと店内を見渡して自分好みがあれば入ってみる感じだと思います。

なかなか立ち寄らないであろうショップのひとつが「文房具」かもしれません。
3階には本屋+ステイショナリーのショップがあります。
気軽に買えるものとして、ノート、ファイル、ポストイット、ボールペン、シール、ステッカーなどで、日本では絶対に売っていないグッズがたくさんあります。
クオリティーは日本の方が何倍も上ですが、ロシアでしかないもの、珍しいものとして購入してみるのも良いかなと思います。
値段もお手頃で消しゴムは30円くらい、ミニノートも50円とかです。
私は毎回ここでロシアのかわいいカレンダーを買います。

おすすめのお土産

日本にはない味のジュースがあります。
イチゴとグランベリーのミックスジュース、シーベリージュース、タルフン(エストラゴンというハーブを使った緑色の炭酸ジュース)がおすすめです。
アルコールはやはりウオッカかアルメニアのコニャックがおすすめです。
アルコール類は必ず手持ちではなくてスーツケースにいれましょう。
飛行機に乗るとき手持ちはNGです、出国審査で没収されますのでお気を付けください。

イクラ缶とか黒パンなども日本では入手困難ですし、魚の缶詰がいっぱい種類があるのでチャレンジしてみて下さい。

一番のおすすめはチョコレートです。
ロシアで有名なアリョンカチョコレートやサハリン限定バージョンなどが良いですね。
こちらの記事をどうぞ。
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あとがき

シティーモールは1日中楽しめる場所としてサハリン市民に人気があります。
ユジノサハリンスク市内の人達はもちろんですが、近隣の町(コルサコフやドーリンスク、ホルムスクなど)からもたくさんの人が遊びに来ます。
子供はキッズランドで遊んだり、大人は映画を観たり、週末にはイベントスペースで物産展や展示会があったりといつ賑わっています。
特に冬は外は寒いので、建物の中に吸い込まれるのでしょうね。

ここはユジノサハリンスク空港からとても近いので、飛行機が遅延した時にここで時間をつぶせます。
帰国の前にお土産を買うのに立ち寄るのもいいと思います。

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