豪華なひな人形・御殿飾りをロシアへ運び、式典で贈呈いたしました

ロシア雑記

2026年5月にロシアのシベリアにあるノボシビルスクに行ってきました。
目的はNPO法人札幌ノボシビルスク協会のパートナーであるノボシビルスク市立観光・姉妹都市交流「シベリア北海道センター」の設立30周年記念式典に参加するためです。
お祝いとして「ひな人形・御殿飾り」を贈呈いたしました。

NPO法人札幌ノボシビルスク協会の会員の方からとても立派なひな人形と御殿飾りを寄付していただきました。
御殿飾りとはなんだろう?
どうやってロシアへ運んだの?
について記事にしました。

この記事を書いている人

ロシアとお付合いして30年が過ぎたMANAです。
2024年に3回、2025年にも3回シベリアへ行き、毎年日本フェスティバルを開催するなど民間交流を続けています。
今まで築いてきたシベリアとの信頼関係を大切に、これからも友好関係の増進に努めていこうと思っています。
ボルシチ、ペリメニ、モヒートが大好き女子です。
プロフィールはコチラからどうぞ。

ひな人形・御殿飾りについて

「ひな壇を寄付いたします」と申し出があり、写真を拝見したところ、初めてみるタイプのひな壇でした。
ひな壇の最上段に立派な御殿があり驚きました!
まわりの人たちに写真を見せても「うわぁ~すごいねぇ~初めて見ました」という反応でした。
これはロシアに持っていき飾ってもらおうと思い、5月の渡航の際に持参しようと計画を立てました。

御殿飾りとは?

御殿飾りとは、平安時代における京都の寝殿を模したひな飾りのことです。
江戸時代後期から昭和にかけてつくられ、京都を中心とした関西地方で大流行しました。
同じ時期の関東地方では「段飾り」が主流でした。

昭和初期頃までは関東と関西の違いのみならず、城下町や地方都市、農村部など、土地によって様々に異なるお雛様の世界があったようです。

木箱に「旭御殿」と書かれていたので調べてみると、昭和初期の東海地方(愛知や静岡など)を中心に製造された、木製の豪華な「御殿飾り雛」のブランド・名称の一つらしいです。

ロシアへ運ぶ

寄付していただいた方から宅急便で北海道札幌市まで送られてきました。
御殿飾りは木箱に入っていました。
木箱であれば段ボールで囲んで梱包すればさほど壊れないのではないかと期待をして、国際線の預け入れ荷物で運ぶことにしました。

木箱の上から見たところ
木箱から出すと飾り段が重ね合わせに収められている
木箱から出して組み立ててみた
ひな人形も出してみた

ぐるぐると梱包する

木箱を段ボールで巻いてからさらにストレッチフィルム(荷物を巻くラップ)でぐるぐる巻いた。
荷物に「NOVOSIBIRSK」と書いた紙を全部の側面に貼りました。
大きさは縦40㎝、横63㎝、高さ45㎝で合計サイズが148㎝。
重さは15㎏。

国際線の預け入れ手荷物サイズは、一般的な航空会社で「3辺(縦・横・高さ)の合計が158cm以内」、重量は「1個あたり23kg以内(エコノミークラス)」が基本なので、大きさも重さもクリアしています。

横幅は63㎝
100円ショップで買ったスーツケースベルトもつけた
縦幅は40㎝
高さは63㎝

羽田空港まで宅急便で送る

出発の前日までに到着するように札幌から羽田空港第三ターミナルまで宅急便で送りました。

羽田空港第三ターミナル
持っていく荷物軍団

今回の荷物軍団の中身。
スーツケース(黄緑色のカバー付き)には着物をびっちり詰め込んでいます。
寄付いただいた着物、浴衣、帯が入っています。
ピンクのバックにはお土産(玄米茶・六花亭のお菓子・柿の種・キットカット抹茶味・ハッピーターン・せんべいなど)
黒いリュックには自分の着替え、パジャマ、充電器類などです。
そして木箱。

スーツケースと木箱は預け入れ荷物にして、ピンクのバックとリュックは機内持ち込みにしました。
リュックの中身についてはこちらの記事をどうぞ↓↓↓

チェックインカウンターで、2つとも無事にノボシビルスクまで届きますようにと願いました。

S7航空
無事に届いた木箱

やった~!!!!
無事に荷物が届きました!
飛行機から降りて入国審査をした後、ターンテーブルに行くとすでにスーツケースと木箱が出てきていました。
スーツケースの黄緑カバーはかなり汚れていましたが、木箱はほぼ預けた姿で受け取りました。
ただ、ピンクのスーツケースベルトはなくなっていました。

ロシア税関にひっかかる

荷物検査で止められました。
これは想定内のことですのでまったく動揺せず、受け答えも練習してきました。

税関「この段ボールは誰のですか?何が入っていますか?」
自分「これは私のです。中身はこれです」と言って御殿飾りの写真を見せて、さらに「日本人形を飾る木の棚です」と答える
税関「うぅ・・・ん?」と不思議な顔をする。
そりゃそうだよね、見たことがなければわからないでしょう。
そこで、出口で待機していたシベリア北海道センターの副館長が入ってきて
「これは日本の飾り物です、事前に申請しています、税関の〇〇さんから許可をもらっています」
と伝えたところ、税関員は「行っていいよ」とジェスチャーをしたので、木箱をずるずる引きずって出口へ向かいました。

ロシアでひな人形・御殿を飾る

シベリア北海道センターに到着。
ちょうど建物の改築・リフォームを行っていて、図書室と資料室が新しくなっていました。
とりあえず、その部屋の机に飾ってみました。

人形を取り出して道具を持たせる
飾りました!

人形と持ち物や道具を取り出し、それぞれの人形に必要なものを持たせたり烏帽子をかぶせます。
人形の顔はやさしく穏やかなお顔をしています。
センターのスタッフの隣で、私は御殿飾りを組み立てました。
素晴らしくゴージャスです!

御殿飾りはガラスケースいれて、歴史についてキャプションを書いて飾る予定です。

あとがき

ロストバゲージにならなくて良かった、というのが本音です。
NOVOSIBIRSKと書いたし、便名も書いたし、日付も書いたし、写真も撮ってあるし、、、、
直行便なら心配はしないのですが、中国経由便なので中国で荷物の乗せ変えがうまくいかないとロストバゲージになるリスクがありました。
とにかく、無事に到着してホッとしました。

このような立派なひな壇御殿飾りはロシアではココにしかないと思います。
ロシアのみなさんに日本の伝統工芸品をお見せできることが嬉しいです。

毎年ノボシビルスクに3回渡航しています。
ノボシビルスクのことなら何でも聞いて!と言えるくらいになりました。
ホテル、レストラン、カフェ、観光地情報は毎回アップデートしています。

現在、ロシアによるウクライナ侵攻に対する経済制裁の影響で日本からロシアへの直行便はありませんが、中国経由を利用すればロシア各地に入国できます。
現在、ロシアから日本へのインバウンドが過去最高を記録しており、多くのロシア人観光客が中国経由ルートを利用して来日しています。
料金も安く、慣れてしまえば経由便でも問題ないです。

現在はロシア渡航はハードルが高くなっていますが、ツアーを利用すると便利です。
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次回のロシア渡航は2026年9月になります。

ロシアの現状を自分の目で見たい、肌で感じたい、日本では報道されないシベリアの今を知りたい、という方で同行希望の方は事前にご連絡ください。

詳細については、NPO法人札幌ノボシビルスク協会の公式サイトでお知らせします。
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