ちょっと長い都市名なので覚えにくいですよね。
ノボシビルスクとは「新しいシベリアの町」と言う意味で、ロシアのシベリア地域の中心都市として発展しています。
1990年に札幌市と姉妹都市提携を結び、芸術や文化、青少年交流が行われています。
ロシアとお付合いして30年が過ぎたMANAです。
広大なロシアの中でもシベリアとロシア極東(サハリンを含む)をメインに活動しています。
2016年からNPO法人札幌ノボシビルスク協会の理事長をつとめ、シベリア地域との交流事業に積極的に取り組んでいます。
プロフィールはコチラからどうぞ。
ロシアのおへそ
ノボシビルスクは広大なロシアの真ん中あたりに位置します。
そのため「ロシアのへそ」と呼ばれており、街の中心部にある聖ニコライ礼拝堂が「へそ」のシンボルとして、道路の中央分離帯にドーンと建っています。
シベリア鉄道の停車駅であるため、旅の途中に下車して観光したり、買い物したりする観光客も見かけます。
ノボシビルスクにあるトルマチェボ空港はシベリアのハブ空港の役割があり、ロシア国内だけではなく、アジアやヨーロッパの主要都市への路線が集中しています。
ノボシビルスクの歴史
1893年、シベリア鉄道建設中に、ノボニコラエフスクと言う名前の町がつくられました。
鉄道建設に携わった労働者とその家族たちが住み始めたのが始まりです。
1897年、オビ川の大鉄橋が完成すると、町はどんどん発達してシベリア有数の商業と産業の中心地となりました。
1962年、ノボシビルスクの人口が100万人を突破し、町の誕生からわずか70年弱で100万人の大台に達した世界で最も成長した都市と言われています。
アカデムゴロドク
1950年代、ソ連政府はノボシビルスク市内から南30㎞に科学研究の拠点をつくるため、ソ連アカデミーのシベリア支部や研究機関、大学を集積しました。
1957年、シベリア及びロシアの教育研究拠点となる科学研究都市アカデムゴロドクが誕生しました。
アカデムゴロドクは日本の筑波研究学園都市のモデルになったと言われています。
札幌市にある北海道大学とロシア科学アカデミーシベリア支部との間で共同研究などが行われています。
ロシア国立ノボシビルスク・バレエ学校
ロシアには国立のバレエ学校が4校しかありません。
その1校がノボシビルスク・バレエ学校で、ソ連時代の1957年に設立されました。
学校の目の前にはロシア最大の国立オペラ・バレエ劇場があり、プロとして舞台に立つために日々練習に励んでいます。
日本からの留学生も多く学んでおり、劇団には日本人ダンサーも所属しています。
バレエ学校に留学するためには、日本で開催されるオーディションに合格しなければなりません。
ロシアで毎日朝から夕方までバレエ三昧の生活になりますが、日本では経験できない貴重な時間を過ごすことになります。
チャンスがあればぜひともチャレンジしてほしいです。
札幌市との交流
1990年、ノボシビルスクと札幌は姉妹都市提携協定を結びました。
芸術や文化、青少年交流など多分野に渡りお付合いが続いています。
1996年、ノボシビルスクに「シベリア北海道文化センター」が建設され、日本との相互理解の促進に大いに貢献しています。
どのような交流が行われているかというと、例えば、北海道の大学で剣道、居合道、杖道をやっている青年たちがノボシビルスクを訪問して親善試合を行ったり、華道の師範たちがワークショップを開催したり、ジュニアオーケストラが現地の音楽院で親善公演をしました。
詳しい交流事業については、札幌市が公開している「札幌・ノボシビルスク姉妹都市提携25周年記念誌」の姉妹都市提携への道のりをご覧ください。
日ロの絆 細くても守る
【日ロの絆 細くても守る】
2023年9月5日 北海道新聞記事
2022年2月にロシアがウクライナに軍事侵攻した後、日本はロシアに対して経済制裁を科しています。
そのため、日本とロシアとの関係が悪化の一途をたどり、いまではほとんどの交流が途絶えてしまいました。
そんな中、NPO法人札幌ノボシビルスク協会はノボシビルスクとの交流を続けています。
2004年に札幌・ノボシビルスク友好交流協会が設立され、2016年にNPO法人札幌ノボシビルスク協会に組織変更してからずっと活動を続けてきました。
数年前まで毎年日本からの訪問団を温かく迎えいれてくれたシベリアの皆さんのことを決して忘れません。
今まで築いてきた信頼や友情は決してなくなることはありません。
これからもしっかりと絆をつないでいきます。
ひとりごと
新ブログを開設して1ケ月です。
今までの記事をリライトしたり小樽港のロシア船との雑談を書いています。
シベリアのネタはたくさんあるのでドンドン書いてUPしていきますね。
こちらのブログはエックスサーバーを利用しております。
私のような素人でも、wordpressを簡単に作成できましたので、おすすめします。